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リメイク

執筆者の写真: かたやん
かたやん
9月10日
読了時間: 2分

若狭瑪瑙、次の時間へ。

― ネクタイピンから、SV925の指輪へ ―


若狭瑪瑙のリメイク、第二弾です。

今回お預かりしたのは、

長い時間、大切に保管されてきた一本のネクタイピン。

ケースを開けると、そこには鮮やかな橙色と、やわらかな縞模様を持つ若狭瑪瑙が残っていました。


古いものを新しくする。

リメイクというと、そんな言葉で説明されることが多いのですが、honuでは少し違う感覚で向き合っています。

残すものと、変えるもの。

今回残すのは、もちろん若狭瑪瑙。

そして変えるのは、石を取り巻く「かたち」です。

男性の装いの中で使われてきたネクタイピンから、

これからは女性の手元で日常的に身につけられる指輪へ。

石を台座から外してみると、正面から見ていた時とはまた違う、丸みのある立体的な姿が現れました。


この形を無理に整え過ぎず、若狭瑪瑙が持っている少し不均一な輪郭も生かしていきます。

リングの制作をお願いするのは、島内で彫金を手掛ける LEAP さん。

参考にしたLEAPさんのリングは真鍮ですが、今回はSV925で制作します。


石を囲う部分も、リングそのものも、できるだけシンプルに。

装飾を足すのではなく、

長い時間を経てきた若狭瑪瑙そのものが、一番きれいに見えるところを探します。


今回掲載している完成イメージは、実物の若狭瑪瑙とLEAPさんの作品をもとに制作したシミュレーションです。

実際には、ここから職人の手が入ります。

想定通りになるのか。

あるいは、実物を前にして少し違う答えが出てくるのか。

それも楽しみのひとつです。


新品の石からジュエリーを作るのとは違い、リメイクにはすでに「前の時間」があります。

誰かが選び、身につけ、そして大切に残してきたもの。

だから、すべてを新しくしてしまう必要はないと思っています。


受け継がれた石に、新しい物語を。

ネクタイピンとして過ごした時間を消さずに、

今度は指先で、また次の時間を重ねていく。


完成したら、またJournalでご紹介したいと思います。

つづく

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