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木目に合わせ言葉を置く
屋久杉の結婚証明書 同じ形をした屋久杉は、ひとつとしてありません。 木目も、輪郭も、厚みも違う。 その一枚に、ふたりの名前と、これからの約束を刻む。 honuでは、屋久杉の自然な形を生かした結婚証明書を制作しています。 大切にしているのは、文字を正確に配置することだけではありません。 木目の流れを見ながら、文字の大きさや行間、余白を整えていく。 素材が変われば、同じデザインでも収まり方は変わります。 屋久杉の選定と磨きはhonuで。 文字の加工は、専門の技術を持つ職人とともに仕上げています。 それぞれの仕事を重ね、一枚の結婚証明書に。 結婚式の日だけでなく、その後の暮らしの中にも残るもの。 ふと目に入ったとき、あの日のことを思い出していただけたら。 そんな一枚であればと思います。 --- 屋久杉の結婚証明書は、木目や部位の異なる2つのタイプをご用意しています。 制作についてのご相談も承っています。 屋久杉の結婚証明書について、詳しくはこちらからご覧いただけます。 結婚証明書|ONLINE STORE halenohi

かたやん
10月12日読了時間: 1分


屋久杉の念珠 音を選ぶ
屋久杉の念珠をつくるとき、 私たちが大切にしていることのひとつに「音」があります。 屋久杉は油分を豊富に含む木です。 それは屋久杉ならではの魅力でもありますが、 念珠として珠を擦り合わせたとき、その油分によって音が少し鈍くなることがあります。 だから、念珠にはできるだけ油分の少ない部位を選びます。 木目や色合いだけでなく、珠が触れ合ったときの音まで考えて、素材を選ぶ。 完成した姿からは、なかなか見えない仕事です。 けれど、こうした素材選びは、特別な品だけに限ったことではありません。 例えば、honuで長くつくり続けている屋久杉のイニシャルキーホルダー。 小さな一品ですが、こちらも同じように、素材を選ぶところから始まります。 価格や大きさによって、素材に向き合う姿勢を変えることはありません。 木にはそれぞれ個性があります。 その個性を見つけ、何に生かすかを考える。 念珠の音も、小さなキーホルダーの木目も、その延長線上にあります。 見えないところにも、選ぶ理由がある。 そんなものづくりを、これからも続けていきたいと思います。 屋久杉と夜光貝が出会う奇

かたやん
10月11日読了時間: 2分


手で作る文字
レーザーは持っています。 CNCもあります。 それでも、屋久杉は今も糸鋸盤で切っています。 正確に、同じ形を繰り返すなら、機械の方が早い。 でも、名前やデザインに合わせて、少し太らせたり、少し逃がしたり、ほんの少し崩したりするとなると、手の方が自由です。 Illustratorのデータを何度も修正するより、木を見ながら、その場で刃を動かした方が自然に収まることがあります。 今回ご依頼いただいたのは、東京藝術大学に現役合格された息子さんとお母様から。 Tuba、Piano、Soprano、Trombone。 それぞれの音楽家のもとへ渡る文字を、ひとつずつ切り出しました。 このネーム入れは、もう20年ほど続けています。 その間にレーザー加工は当たり前になり、糸鋸盤で文字を切る人はずいぶん少なくなりました。 便利な技術が広がったことで、逆に手で切る仕事の自由さが、以前よりはっきり見えるようになった気がします。 夜光貝の彫りも同じです。 CNCを持っていても、面取りの自然なカーブや、リューターを少し傾けてえぐる立体感は、手で削る方がしっくりきます。...

かたやん
9月28日読了時間: 2分


揃わないものを、整える。
あるお客様から、 「冠婚葬祭に使える夜光貝のネックレスを作れませんか」 そんなご相談をいただいたことがありました。 真珠のネックレスのように、きちんとした場で身につけられるもの。 でも素材は、屋久島の夜光貝で。 言葉にすると簡単ですが、実際に手をつけてみると、 まったく簡単ではありませんでした。。 まず見たかったのは、今のネックレスではなく、昔の仕事でした。 知り合いの方が持っていた、本物の真珠のネックレスをお借りしました。 いわゆる昭和の時代のものです。 珠と珠の間に糸を結ぶ、ノット結び。 もちろん技法として知ることはできます。 でも、自分が見たかったのは「結び方」だけではありません。 珠の並び 間隔 全体の落ち方 一連になった時の佇まい 古いネックレスを実際に手にしてみると、細かなところに、昔の職人仕事が残っていまた。 そして、もう一つ大きなことに気づきました。 真珠は、たくさんの珠の中から選ぶことができます。 色 照り 大きさ そして、木目のように見える表情 大量の珠から近いものを選び、揃えて一本にしていく。 ところが夜光貝は、そうはいきま

かたやん
9月26日読了時間: 4分


大切に使われていた機械には、臭いが残っている。
工房に、日本精密のBDK-300がやってきました。 最初に見たときは、 「ものすごく程度がいいな」と思いました。 でも、しばらく眺めていると、 少し違う気がしてきました。 程度がいいのではなく、 大切に使われていた。 その痕跡が、そこかしこに残っています。 うっすらと纏ったオイル。 小さな傷には、その都度きちんと塗料が差してある。 そして電源ケーブルには、 長いあいだ同じように束ねられてきた、 8の字のクセが残っている。 使う。 手入れする。 油を差す。 傷を見つければ補修する。 ケーブルを束ねて、仕舞う。 たぶん毎回、 そんな小さな「仕舞いの儀式」があったのでしょう。 機械そのものだけではなく、 前の持ち主がどう道具と付き合ってきたのかまで、 薄く残っているように見えます。 honuには、こうして残ってきた機械がいくつかあります。 ナカニシNSKのリューターも、 甲府の貴石加工機イマハシも、 故・刀根川さんが残してくれたものです。 どれも、気軽に買い足せるような道具ではありません。 だからこそ、 こういう機会がないと、 「本物の機械がどういうも

かたやん
9月16日読了時間: 3分


リメイク
若狭瑪瑙、次の時間へ。 ― ネクタイピンから、SV925の指輪へ ― 若狭瑪瑙のリメイク、第二弾です。 今回お預かりしたのは、 長い時間、大切に保管されてきた一本のネクタイピン。 ケースを開けると、そこには鮮やかな橙色と、やわらかな縞模様を持つ若狭瑪瑙が残っていました。 古いものを新しくする。 リメイクというと、そんな言葉で説明されることが多いのですが、honuでは少し違う感覚で向き合っています。 残すものと、変えるもの。 今回残すのは、もちろん若狭瑪瑙。 そして変えるのは、石を取り巻く「かたち」です。 男性の装いの中で使われてきたネクタイピンから、 これからは女性の手元で日常的に身につけられる指輪へ。 石を台座から外してみると、正面から見ていた時とはまた違う、丸みのある立体的な姿が現れました。 この形を無理に整え過ぎず、若狭瑪瑙が持っている少し不均一な輪郭も生かしていきます。 リングの制作をお願いするのは、島内で彫金を手掛ける LEAP さん。 参考にしたLEAPさんのリングは真鍮ですが、今回はSV925で制作します。 石を囲う部分も、リングそ

かたやん
9月10日読了時間: 2分


redlabel®
高価な素材を使えば、良いデザインになるわけではない。 手頃な素材だから、デザインを諦める必要もない。 大切なのは、その前にある「骨格」。 屋久杉だから、ではなく。 ステンレスだから、でもなく。 その二つが、どういうバランスでそこにあるか。 3,300円の小さなバングルにも、 デザインする理由はちゃんとあります。 「屋久杉だから商品化する」のではなく、街のセレクトショップに置いてもデザインだけで勝負できるかを先に見る。 そして商品として成立した最後に、“実は、屋久杉”です。 そう、伝えたい。。

かたやん
9月8日読了時間: 1分


揃わないものを、整える
屋久杉も、夜光貝も、ひとつとして同じものはありません。 木目も違えば、色も違う。夜光貝の蒼の入り方も、それぞれ違います。 だから、揃えるのではなく、整える。 珠を並べ、ひとつ動かして、また見る。 違えば戻す。 個性を消すのではなく、それぞれが残ったまま、一つに見える場所を探します。 屋久杉の珠は、木目や色だけではありません。 触れたときの感触、残る香り、そして珠同士が触れたときの乾いた音も好きです。 夜光貝の珠で冠婚葬祭用のネックレスを作ったとき、真珠には敵わないと思いました。 真珠は、たくさんの珠の中から色や照りを揃えて選ぶことができます。 夜光貝は、そうはいきません。 同じ貝から生まれても、模様も色も違う。 屋久杉も同じです。 だからこそ、面白い。 見ればわかること。 触らなければわからないこと。 香りで気づくこと。 耳を澄ませて初めてわかること。 そのすべてを説明する必要はないと思っています。 書かないことも、honu。 手に取ったとき、何かを感じてもらえれば、それでいい。 揃わないものを、整える。 その最後の少しがhonuであれば、それで

かたやん
8月7日読了時間: 1分


honu garden
ハワイのオヒアレフア BIGアイランド/ハワイ島 溶岩に初めて根を下ろすといわれてる ohialehua がhonuで育っています。 その他レアな植物を少しずつ紹介していきますね〜〜

かたやん
8月2日読了時間: 1分


海と森のあいだで
屋久島へ移り住み、家と海と店を行ききするだけの日々が始まりました。 あまり友達や仲間も作らず、お客様との出会いがすべてでした。 それでも、お一人だけ。 「この方に出会わなければ、今のhonuはなかった」 そう思える方がいらっしゃいました。 それは 屋久島最後の山師と呼ばれた高田久夫氏です。 高田さんから受け取ったのは、屋久杉だけではありませんでした。 本物を知ることが、偽物を見抜く一番の方法。 その教えは、今でもhonuの作品づくりの軸になっています。 高田さんから譲り受けた宝物は、けっして私一人のものではありませんでした。 作品となり お客様へ渡り また誰かの日常へとつながっていく。。 そんな循環を教えていただいた大切なお方でした。 もうお会いすることは叶いません。 あの時いただいたものは、今も作品の中に流れています。 安房川へ流れ着いた屋久杉の流木。山から海へ。その時間を岩牡蠣が静かに語っています つづく

かたやん
7月30日読了時間: 1分


海と森のあいだで
25年ぐらい前に通った海。 まだ屋久島に住むことなど、一度も考えたことはありませんでした。 ただ、人の少ない場所へ 静かな時間へ そんな場所を探して、この海へ何度も通っていました。 なぜ、そこへ向かっていたのか。今でも、うまく説明できません。 でも、あの時間があったからこそ、今のhonuに続いているような気がしています。 25年ほど前に通った移住前の海 写真をスナップしました つづく

かたやん
7月28日読了時間: 1分


海と森のあいだで
屋久島がhonuの始まりではありませんでした。 神宮前、青山、富ヶ谷、恵比寿。 あの街を歩いた時間が、今も私の中に残っています。 でも、そんなことはどうでもいい。 いま、ここに居る その感覚が、屋久島という時と出会いました。 それが、今のhonuです。 2006年6月撮影 当時はコンテナひとつでスタートしました つづく

かたやん
7月27日読了時間: 1分
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