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大切に使われていた機械には、臭いが残っている。
工房に、日本精密のBDK-300がやってきました。 最初に見たときは、 「ものすごく程度がいいな」と思いました。 でも、しばらく眺めていると、 少し違う気がしてきました。 程度がいいのではなく、 大切に使われていた。 その痕跡が、そこかしこに残っています。 うっすらと纏ったオイル。 小さな傷には、その都度きちんと塗料が差してある。 そして電源ケーブルには、 長いあいだ同じように束ねられてきた、 8の字のクセが残っている。 使う。 手入れする。 油を差す。 傷を見つければ補修する。 ケーブルを束ねて、仕舞う。 たぶん毎回、 そんな小さな「仕舞いの儀式」があったのでしょう。 機械そのものだけではなく、 前の持ち主がどう道具と付き合ってきたのかまで、 薄く残っているように見えます。 honuには、こうして残ってきた機械がいくつかあります。 ナカニシNSKのリューターも、 甲府の貴石加工機イマハシも、 故・刀根川さんが残してくれたものです。 どれも、気軽に買い足せるような道具ではありません。 だからこそ、 こういう機会がないと、 「本物の機械がどういうも

かたやん
9月16日読了時間: 3分
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