揃わないものを、整える
- かたやん

- 8月7日
- 読了時間: 1分

屋久杉も、夜光貝も、ひとつとして同じものはありません。
木目も違えば、色も違う。夜光貝の蒼の入り方も、それぞれ違います。
だから、揃えるのではなく、整える。
珠を並べ、ひとつ動かして、また見る。
違えば戻す。
個性を消すのではなく、それぞれが残ったまま、一つに見える場所を探します。
屋久杉の珠は、木目や色だけではありません。
触れたときの感触、残る香り、そして珠同士が触れたときの乾いた音も好きです。
夜光貝の珠で冠婚葬祭用のネックレスを作ったとき、真珠には敵わないと思いました。
真珠は、たくさんの珠の中から色や照りを揃えて選ぶことができます。
夜光貝は、そうはいきません。
同じ貝から生まれても、模様も色も違う。
屋久杉も同じです。
だからこそ、面白い。
見ればわかること。
触らなければわからないこと。
香りで気づくこと。
耳を澄ませて初めてわかること。
そのすべてを説明する必要はないと思っています。
書かないことも、honu。
手に取ったとき、何かを感じてもらえれば、それでいい。
揃わないものを、整える。
その最後の少しがhonuであれば、それでいい。

つづく

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